自己紹介

自分の写真
住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2008年9月29日月曜日

自己米

世間では「事故米」騒動で大変なことに…
でも、ここでごご紹介するのは
「自己米」。


私が作った。否、作ったのは太陽、雨、風、虫などの自然。
育てた。否、育ったのは稲の力。
私は苗を植え、雑草(コナギ、マツバイ混成軍)を抜いただけ…。


塩見さんのメールによると
もう脱穀は済んで籾すりに回すとのこと

10月初旬には玄米の状態で受け取ることができます。

ここで、発表!!
日頃のご愛読?に応え、
完全手植え、手刈り、天日干しの「半農半X・基風米」をプレセント!

量に限りがありますので10名様まで。
お送りできる量は全体の収量から判断します。
(多分1食~2食分です。)

玄米・白米どちらかを希望の上
下記、アドレスまで、ご応募ください。
kihuuharada@gmail.com



       新米やいただきますのきで食べる   基風



   

2008年9月27日土曜日

上林の里


電線が映ってしまった…。
綾部市上林地区。

口上林、中上林、奥上林とすすむ
なだらかな坂道が続く
空気がどんどん澄んでいく。

6:59伊丹発.
山陰線の綾部の次の駅
山家(やまが)下車。
無人駅。

甘かった!
駅前にコンビニとまではいかぬまでも
なにかの店があるだろうと想定していた。
バナナ3本は食べたが
これからの登り坂を14km自転車で行かねばならぬ。
自動販売機もない。水がほしい…。
不安なスタート。

かなり行った所でやっと自動販売機発見!
砂漠でオアシスの感。
BUT! お金を入れても戻ってくる。
どうやら機能していない。
やれやれ…。
口上林に食堂発見。
この辺は鮎釣りのメッカのようであるが
もうシーズンは済んだのか
釣客は誰もいない。

そば定食を注文。
出てきた水のうまいこと。
店のおばさんに聞けば水道の水だというではないか!

かけそばにご飯、小鉢、漬物
シンプルなのだが素材自体に力がある。
水も買った。
店を出たところで
一人のおじいさんが声をかけてくれる。

「どっから来たんや?
この自転車は軽いやろ?」
いろいろ質問してくれる。
こういうことは自転車の旅ならではである。

笑うと目がなくなるおじいさんに別れを告げ、
さらに中上林、奥上林と進めていく。
母の父は婿養子、この辺の出である。

さわやかな秋の空の下、里山田園風景が続く。
沿道にはコスモス、あぜ道には彼岸花が
彩りを添える。

一度桜のころに来たことがあるが
それはそれはきれいだった。
桃源郷というのはこういうところではないかと思ったが
秋もまた格別である。

深い緑の山。
青い空、白い雲。
その奥に目的地
吉水綾部店到着。
2時間でついた。

Mちゃんに
「何かすることない?」
「チェーンソー使って、薪作りします?」
「するする」

ということで生まれて初めて
チェーンソーに挑戦した。

茅葺の屋根
せせらぎの音
庭には鹿の糞。
何かの植物の種だろう綿毛がふわふわ。

大きな囲炉裏
薪に火をつけて
鍋を掛ける
キャンプのようだ。

鮟鱇なべ
高浜まで仕入れに行ったそうだ。
雑炊のご飯は先日取れた新米。
しかし、この雰囲気は何だ
体全体に活力がみなぎる感じ。
かなり食べたのだが
満腹にならない。

恐るべし。綾部。
恐るべし。上林。


     曼珠沙華天への道の誘導灯    基風          

   

胃の使い方研究所

半農半Xの縁で
「心の使い方研究所(ここつか)」(田中文樹所長)にぶち当たり
そこで、カウンセラーのセミナー、合気道、カラーセラピーに次々繋がって
新しい人脈ができた。

「心」を「胃」に変えて
おいしいものを食べようというのが
「胃の使い方研究所」(いのつか)である。

毎月1回どっかにいってうまいものを食おう!というノリである。
今回は明日、(おっと、もう今日である。)

なんと吉水綾部店。
この企画は通称GちゃんことIさん。
なかなか目の付けどころがいい。

吉水は京都と銀座で店を持つユニークな料理旅館。
Mちゃんが不思議な縁で職を得たところである。
綾部店はまだ開業していないが
押しかけてしまう。

綾部から22キロ。
福井県に近い山奥。
自転車でアタックする。

はよ寝よっと!
おやすみなさい。



      雨の月うまくはいかぬこともあり   基風


     

2008年9月25日木曜日

バナナはどこへ行ったの?

あーあまたぞろ・・・
テレビの影響。

バナナ売り切れ。
森公美子が痩せたからね、
効き目があったように思うよね。

テレビの制作者は気をつけなあきません。
影響が大きいからね…。

寒天の時を思い出す。
あの時の寒天、まだありまっせ、

あたいらの子供のころ
バナナゆうたら高級果物やった。

遠足に内海君が持ってきて
うらやましい思いをした
内海くんちは医者だった。

オオバコもやった。
あれは確かに効いた。
でも安心して食べてしまって
すぐリバウンドした。

自転車もこんだけ乗っているのに
体重に跳ね返ってこない。
余計腹が減って食べてしまう。
でも気持ちがいいから
CO2出さないから乗る!

身体的にもいいが
精神的にもいい。
気分が前向きになるし
景色が変わって行くので
気分転換になる。

自転車に乗っている時の
脳波測るような研究している人いるやろな
いっぺん測ってほしいわ。

当面、自転車とバナナ
併用で行きますわ。



      体重の変わらぬままに秋簾    基風


        
      

2008年9月23日火曜日

マウンテンバイク

3週間ほど前。
自転車屋まつしまに行くと
「このマウンテンバイクいらんか?
部品換えればフレームはしっかりしているし…。
BBとタイヤ、ブレーキシュー、それとチェーン変えなあかんけど・・・。」

「いります!」即答。

本日引き取り。
GIANT ROCK 5000
十分な乗り心地。

これで私の家には
ロード2台。
クロス(折りたたみ)1台。
マウンテン1台

新品で購入したのは1台。
中古ばかりだね

自転車ってなかなか捨てられないんだよね。
自分を支えてくれるからね。

愛着が生まれるんだよね。


     

     自転車で追いかけていく秋の雲   基風



   

2008年9月22日月曜日

謡(うたい)


まーいろんなことに遭遇するというか
あえて向かっていくというか…。

今日は「謡」をやらせてもらった。
合気道のM先生がプロデュースされている。
「謡サロン」に参加。

指南役は武田宗典さん
観世流のホープ。

大阪天満宮の近くの朝陽会館。
能舞台のある稽古場。
こんなことがなければ
じぇーったいに足を踏み入れることのない空間。

武田宗典さんによる能の演目の解説と、本物の歌声。
そして、自分でも実際に声を出させてくれる。

本日の演目は「邯鄲(かんたん)」
中国の物語。

ある若者が主人公。
人生の悟りを求めて旅をする。

邯鄲という里の宿に泊まる。
到着が早かったので夕食ができるまでの時間、転寝をする。

その時、その宿に伝わる不思議な枕を使う。
これで寝ると悟りが開けるという。

ほどなくある人物が現れ、その人に起こされる。
その人は楚という国の勅使で
若者が王位を継ぐことになったという。

王宮に赴き、即位し、王座に着く。
家来を引き連れ、飲めや歌えの舞い踊り。
やがて、即位50年が告げられ
千年の寿命を保つ妙薬が捧げられる。

即位50年を祝い
自ら皇帝の舞を舞う。

その時宿の女主人の
粟飯が炊けたとの声。

かくてその青年は
現世の全ては夢の浮世と悟り
枕に感謝して故郷に帰っていく…。

というストーリー。

他の参加者と共に実際に声を出して見る。
不思議なリズムと抑揚
日本人としてのDNAが呼び起こされる。



     目覚むれば邯鄲の歌旅の宿    基風
    
邯鄲=体長12~15mm。淡黄緑色。触覚が長く体長の約3倍。「ルルルル」と美声で鳴く。
                 

2008年9月21日日曜日

たちばな祭


本日はAGG(あまがさきごみ減量作戦推進会議)のお手伝いで
「たちばな祭」の会場設営。
朝、6時30分、園田学園女子大学グラウンド集合。

リユース食器を使ったエコなイベント。
焼きそばやたこ焼きを入れるトレイの代わりに
プラスティック製の皿やコップを使用する。

京都のNPO「エコトーン」さん所有の
食器洗浄機搭載の車が会場入り。

兵庫初の試みになる。

はずだった…。

雲行きがどんどん怪しくなる。
分別用のごみ箱をセットしたところで
ザーっと本格的な雨。

みるみるグラウンドは水浸し。

「中止決定!」

残念でした!



    秋の雨祭り中止の合図あり    基風



        

2008年9月20日土曜日

懐かしい人

今日は偶然、Hさんに会った。
D社時代仕えた上司の中でぶっちぎりのナンバー1。

1年半ぐらいの短い期間だったが
会社に行くのが楽しみだった。
後にも先にもそんなことはなかった(笑)。

状況判断がよく、場面場面の目標設定が的確だった。
明るくて人をやる気にさせる天性の才をもっておられた。

甘党で健啖家。
私と食べものの嗜好が同じ。
一緒に昼食に行って
私があと一品ほしいなぁと思っていると
その通り注文されるので嬉しかった。

少し痩せておられた…。

「痩せたやろ!うらやましいやろ!」

ポジティブシンキングは健在だった。



     台風や懐かしい人連れてくる     基風


        

2008年9月19日金曜日

水炊き

①みずたきと読みますか?
②みずだきと読みますか?

①は鶏がらを長時間煮詰めてコラーゲンいっぱいのスープを取り出し鶏肉、野菜を炊く鍋物
②は昆布だしで鶏肉・野菜を炊き、ポン酢等で食べる鍋物

脱サラして①の水炊き(みずたき)専門店を出すといっている男がいる。

Hちゃん。
37歳。丸顔でニコニコしている。性格も明るくて社交的。
無口な私と違って話が途切れない。

きっと繁盛するね。
味には絶対の自信を持っている。

そのほか、
・プリザーブドフラワーのスタジオ経営者Kさん
・激戦区石橋で居酒屋を始めたFさん
・若石(じゃくせき)健康法の足もみサロンを開業したSさん
・オーガニックな日本料理を目指しているAさん
・びわ湖でカヌー教室を開いているSさん

パソナの独立起業コースOB・現役のオフ会
コーディネーター役のSさん召集。

なかなかいいネットワークが出来上がりつつある。



      秋の夜持ちつ持たれつ人の伝手    基風



          

2008年9月17日水曜日

生きているからこそ

久しぶりにスーツを着た。
長袖のワイシャツにネクタイも絞めた。

大阪楽座事業 http://www.pref.osaka.jp/bunka/rakuza/rakuza.html 

来年2月8日のまんぼう10周年公演
助成金交付について書類選考を通過。本日は二次審査。
相手は4人の審査官。
持ち時間10分(説明3分、質疑7分)
とても短い。

いろんなことを言いたいのだが
とっさに適切な言葉が出てこない。
果たしてうまく伝わったのだろうか?

どうぞうまくいきますように。。。
久しぶりにいい緊張感を味わった。

やはり、他人とのコミュニケーションは
刺激になるということですな。

知らない自分を引き出してくれる。

生きているからこそ…。



     秋の朝君のいのちの有難き   基風


          

2008年9月16日火曜日

遺言

父に遺言はなかった。
脳梗塞により失語症になってしまったから。
右腕に麻痺があり
リハビリのおかげで左手で字を書けるようになったが
文章を綴るところまでには至らなかった。

相手の意思は理解できても
言葉が出てこない、書けないというのは
どんなにかもどかしいことだったか…。

何か言い遺してほしかったが
2003年1月22日に倒れてから
2006年9月23日に亡くなるまでの約3年半
口頭での会話はできないままであった。

倒れる前によく言っていた
「生きる命の元力(もとぢから)」という言葉。
どういう意味なのか結局、聞かずじまい。

「与えられた命の表面的な部分だけではなく
根源的な深い部分もフル稼働させて生きろ!」
今はそう解釈している。

会社を早期退職して社会的な活動をしたいと以前から思っていたが
親父の死でその方向に舵を切る決意ができた。

いま、いろんなことに頭を突っ込んでいるのはそういうわけなのです。


    秋彼岸父に近づく一歩かな     基風

   

2008年9月15日月曜日

父三回忌

父が亡くなって丸2年。
親戚が集まり追善回向法要。

私と妹二人の家族。
孫は合計10人。
みんなすっかり青年に。

そのうちの一人が結婚宣言。

世代交代の波ひたひたと。


    父の庭ひっそりかんと雨月かな   基風
     
        

2008年9月13日土曜日

稲刈り第二陣


朝の雨のせいで湿度は高いが
うす曇り
時折吹いてくる風は確かに秋のもの

稲刈り第二陣。
先週の孤軍奮闘とは打って変わって
本日は助っ人豊富。

大人9名、子供3名総勢12名。
3時30分には終わった!
助っ人の皆様ありがとうございました!!

やっぱり、農作業は人海作戦に限るね。
今回の助っ人の人脈
①元の会社関係
②まんぼうルート
③半農半Xつながり
④ここつか仲間
4方向からのコラボ。
田んぼの出会いは楽しいね。
    
     刈田道みんな笑顔で帰りませう   基風

2008年9月11日木曜日

出入橋から福島界隈

出入橋のきんつば屋を起点として 西へ。
2号線の南側。福島方面にお勧めのお店が点在している。

インペリアル。【洋食】
(会社にいたころ、ここでカキフライを食って、きんつば屋でぜんざいというのが私のゴールデンコースだった)

アシェ【カフェバー】
(元祖サイクルカフェ。今はフツーのカフェバーになってしまった。2階の雰囲気がいい。カボチャのタルトがうまい。前店長まあやさんが自転車好きだった。女性で自転車好きは珍しかった。イタリアのなんとかというメーカーのロードレーサー。きれいな自転車をもっておられた。)

タベルナ・エスキーナ【スペイン・イタリア料理】
(アシェが代替わりしてサイクルカフェがなくなったと思ったら、この店が開店した。求人のポスターに「自転車が好きな方」と書いてあったので応募しようかと思った。北口店長、自転車大好き。自転車乗りが続々集まってくる。味も確か。この店が行きつけの店ですな。)

助六【蕎麦】
(昔は残業飯の発注先だった。とにかく早かった。たぬきそば&かつ丼が私の定番だった。今は本格的な手打ち蕎麦を出す。)

堂島雪花菜(きらず)【割烹】(ええっ!こんなところに割烹が?と思ったらあっという間に人気店に。ランチ1000円お勧め)

なにわ津 朝日家 【ハンバーグ&ハンバーガー】(でかいハンバーガー。まだ食べていない。)

さかな屋ヨコワ【居酒屋】(新鮮な魚にこだわった、こんな店無くなってきました。貴重だね。)

ラ・クチネッラ・ディ・ヤマモト【イタリアン】(夫婦でやっている小さなしゃれたレストラン。ご主人は和歌山出身。そのせいか魚が新鮮。奥さんはとても感じのいい接客をされる)

Botan(ぼたん)【フレンチ】(ジビエ料理=狩猟によって確保された野生鳥獣の肉を使って調理された料理。炭火焼。私の退職の送別会の会場だった。)

朝日放送の新社屋やマンションの建設で、ほかにも続々おいしそうなお店が開店している。もちろん以前からある店も頑張っている。

 

       街外れいつもの店の秋ともし    基風

秋ともし、秋の燈(あきのひ)、秋燈(しうとう)=秋の夜の燈は大気が澄んでいて清明の感じが深い。じいんとしみる静けさ、人懐かしさがある。  【秋灯や夫婦互いに無き如く 高浜虚子】

        

2008年9月10日水曜日

出入橋きんつば屋

私は甘党。
とくにあんこ大好き。

出入橋きんつば屋。
ここのあんこは最高にうまい。

きんつばはもちろん
冬場はぜんざい、夏はミルク金時。
「しらがき」という夏場だけのメニューもある。
この名前、広辞苑にも載っていない。

おはぎの中身を直径3センチぐらいの円筒形の型にいれ
それを1センチ幅で切る。(たぶんそうしている)
冷やしたぜんざいがかかってくる。
なかなかおつな味である。

あと、わらび餅。
なんとも言えないね。
黄粉がうまいんだな。
わらび餅にくっつかずににあまった黄粉も箸ですくって食べる
ほんとは皿ごとなめたいが我慢。

磯辺焼き、安倍川、あんみつ・・・
いずれも捨て難いぞ!

昭和5年創業。
店の中には昭和の時間がゆっくりと流れている。
店主夫婦のやりとりやお客さんとの会話を聞いていると
時間が戻ったようである。

平成に疲れたらぜひどうぞ。



      きんつば屋九月いっぱい夏メニュー   基風
      

2008年9月9日火曜日

ぬかるみ

稲刈り。
今年は最近の雨で田んぼに水がたまった状態であった。
自分のゾーンはかなり深い田んぼで
ふくらはぎまで沈んでしまう。
歩くのも思うに任せない。

最初のほうはなんとか我慢できるが
そのうち足腰が疲れてきて体を支えることがつらくなる。
地面が乾いていると腰をおろしたり膝をついたりできるが
それができない。

ふと、インパール作戦に参戦した
父の叔父「幸司」さんのことを思った。

ぬかるみというのはこんなにも早く体力を奪うものなのか
私は鎌一本持っているだけだが
重い三八銃や装備、食糧などを担いで
叔父は看護兵だったので
薬なども背負っていたかもしれない。

私の周りは
平らな田園、なだらかな里山が広がっているが
彼がたどったのは険しい山岳地帯でしかも熱帯雨林。

私には蛙やトンボが時折かすめるが
彼は山蛭(ヒル)や毒蛇などにおびえながら進んでいった
しかも敵に見つからないように夜間の行軍だった。

とんでもないことである。

それに比べれば
この苦労、小さなことだとおもった。
平和がどんなにありがたいことかもわかってきた。


田んぼはいろんなことを思い起こさせてくれる。
とくに深層心理にある思いもよらないことを…。

さすが「哲学の田」だけある。




    看護兵故郷の空は秋の色     基風


     

2008年9月7日日曜日

半農半X縁

結局稲刈りを終えて日帰りのつもりだったが
暗くなって、雨が降ってきたこともあり、
FTさんとEOさんが
Mちゃんの田んぼの稲刈りを明日手伝うとのことで
里山ねっとセンターに泊まることもあり、

綾部に一泊してしまいました。

FTさんに近くのコンビニ(5キロぐらい先)まで車で運んでもらって
夕食と明日の朝食を調達。

EOさんも交えて楽しい夕食タイム。
「半農半X」という言葉の縁を
振り返り、トレースすると

FTさんが新規に事業展開を始めた時期と
私が早期退職をした時期はまったく同時期であることが判明。
「へーそうだったの?」

そこへ私とMちゃんの縁と、
FTさんの心理カウンセラーセミナーの受講生の面々の縁とが
一気に繋り始めている。

「不思議だねー」ということになった。

FTさん、EOさんお世話になりました!

明けて土曜日。
8時Mちゃん登場。

私は午後からの仕事の約束に向けて
昼までには家に帰る必要があるので
少しだけ稲刈りに参加。

そこでもMちゃんのIターン仲間のAさん。
職場の先輩のSさん。
次々田んぼ人脈がつながっていく。

ホンのちょっと稲を束ねただけで
お暇せざるを得なかった。
後ろ髪をひかれる思いでMちゃんの田んぼを後にして
自転車を綾部駅に向かって漕ぐ。

登り道、足腰肩背、筋肉痛の身がぎしぎし。

ほうほうの体で帰宅。

朝日新聞を開けてびっくり!
塩見直紀さんの顔写真が目に飛び込んできた。
opinion欄の「異言新言」コーナー。

前日にお会いしたのに…。
一言も掲載のことは言われなかった。
自分だったら、掲載のずいぶん前から
周囲にふれ回っていたいただろうに…。

凄い人だぁ。



      肩に背にその身預けし稲の束     基風


刈り取った稲を肩に背負う。3束、4束、5束。ずっしり重い。
そうか、それまで生きていた稲を刈り取って、彼らの命を奪ってしまったんだ!
「さあ、後は頼みますよ…」稲は肩口からそう呟いているようだった…。

皆さん。お米はよく噛んで、ゆっくり食べませう。



      

2008年9月6日土曜日

稲刈り


稲刈りっす。今年で3回目っす。
今年は日照時間に恵まれて実りが昨年より良く、収穫時期も早いっす。
手伝ってくれるはずだった大学生の娘。
ゼミ旅行の富士登山の筋肉痛で前夜のキャンセルっす。

おいおい一人でやるんかいな。
1年目はMNさんとAAさん
2年目はO家族とIさん
手伝っていただいた。
ほんとに助かった。

今年は他のゾーンの
TU君とFTandEOさんも一緒であるが
彼らは彼らのゾーンがある。
一抹の不安?

そこへ救世主Mちゃん出現!
昨年の綾部里山交流大学の同窓生。
大阪で働いていたが去年の1月に辞めて綾部に。
不思議な縁で、つい最近やりたかった仕事を得て
すっかり綾部人になってしまった。

私のゾーン。
別名「修行ゾーン」。
今年は最近の雨で地面が渇いていない。
ふくらはぎまで埋まりながらの作業。

「泥沼に陥る」と言う表現がある。
その意味、頭では判っていたが
今日は体で知ることが出来た。

バランスを取りながら
腰をかがめながら
片手には刃物を持ちながら
カンカン日に照らされながら
刈り取った稲の穂先は濡らさないようにしながら
汗だらだらながしながら
夕立ちに見舞われながら

6時日没寸前になんとか
しゅーりょー!!

この達成感!
なんともいいっす。



    行く雲や汗水垂らし稲を苅る   基風


     

2008年9月4日木曜日

近代史

だいたい、高校の時日本史を選択したが、
近代史はほとんど習わなかったような気がする。

古代から順を追ってやるもんだから
近代まで授業が進まん。

大学受験で3学期など授業なかったもんな。
結局なーんも知らんまま
50半ばまで来てしまった。

イギリスも紳士の国とかいうけれど
相当あくどいで…。

茶輸入しすぎて貿易赤字の解消に
アヘンをインドから密輸させるなんて…。

この辺の中国史かなり面白いと見た。

何かいい本あったら紹介してください。

とりあえず、陳舜臣さんの「実録阿片戦争」は読みたいな。



    二学期や行方不明の向学心     基風



      

2008年9月3日水曜日

義勇軍行進曲

北京オリンピックで中国が獲得した金メダル51個。
その度に流れた中国の国歌。
テンポのある、なかなかいい歌やないの…。
などと思っていた…。

上海から帰ってから 、
以前に買っていた
「日本の選択」(NHK取材班 角川文庫)というシリーズに
上海のことを取り上げた巻があるのを思い出した。           

タイトルは「魔都上海十万人の日本人」 。                   

昭和初期、上海は世界史の中心にあった。
英国を筆頭にアメリカ、フランスそして日本 。
植民地化の橋頭堡として
中国随一の貿易都市上海に
治外法権地域(=租界)を拡大していった。

実際に歩いた地域が
分厚い歴史の現場だったとは…。

(なーんも知らんかった!恥ずかしい…。)

さらに、この本により、
中国の国歌のタイトルは
「義勇軍行進曲」ということを知った。

歌詞は…。

起来,不要做奴隷的人們,把我們的血肉,築成我們新的長城。
中華民族到了最危険的時候,毎个人被迫著発出最後的咆哮,
起来,起来,起来,我們万衆一心,冒著敵人的炮火,前進,
冒著敵人的炮火,前進!前進!前進!進!

意味は…。

起て!奴隷となることを望まぬ人びとよ! 我らが血肉で築こう新たな長城を!
中華民族に最大の危機せまる、一人びとりが最後の雄叫びをあげる時だ。
起て!起て!起て!もろびと心を一つに、 敵の砲火をついて進め!
敵の砲火をついて進め! 進め!進め!進め!

この歌は抗日の戦いを呼び掛けた映画「風雲児女」の主題歌だった。
つまり、中国の国歌は日本との戦いのために作られた歌なのだ!

バレーやバトミントンで観客が日本選手に浴びせた
ブーイングの理由がよくわかるような気がした。


       
    旅終わる白粉花のお出迎へ   基風



              

2008年9月2日火曜日

上海レポート


百聞は一見に如かず。
実際に現地に赴くとわかること。

雰囲気。
昭和30年代の東京。

万博に向けて
旧市街を改造中。

古いものと新しいものが
混在して、シェイクされている。

タクシー、バイク、自転車、歩行者
交通ルールは「早い者勝ち」

地下鉄でもわれ先に座席の争奪戦。

愛想のない店員。

スモッグという言葉を思い出させる空気。

湿気。

飲めない水道水。
砂のようなにおい。

しつこく付きまとう偽物売り。

警官が来たら
店をたたんで逃げる行商人。

朝早くから
公園で太極拳やストレッチをする老人たち

感じる大きなエネルギー。
何なんだろう?。

虎の唸りのような
低い音が聞こえてくるような…。

にんにくと埃の匂い。
魚屋には生きた蛙も売られている。

魔都。上海。

広さ、深さ、高さ、速さ
3泊4日だったけど
その一端を垣間見させていただきました。

やはり旅は
いいものですね。


     
       上海や濁色のまま九月来る    基風


            
    
  

2008年9月1日月曜日

上海帰りのキフウ

 

中国語会話の先生が夏休みで故郷の上海に帰省しているので
クラスの有志で訪ねようということになり行って参りました。3拍4日。

上海。2時間弱で到着。
近い! 時差ボケなし!

みんな日本人と同じような顔をしているので
外国へ来たという感覚は薄い。

しかし、何を言っているのかさっぱり分からん。
機内のアナウンスも
最後の「謝謝」しか聞き取れん。
もう、2年近くも習っているのに…。 (トホホ)

30日、たまたま、森ビルが建設した101階立ての超高層ビル(474m)
「上海環球中心」ビルがオープン。

「世界一高い展望台」とやらに登った。
国際都市上海だけあって
いろんな国の人たちと一緒。

入場料150元(約2500円)! 値段も世界最高だろうね。

浦東の高層ビルを眼下に
外灘の歴史的なビルのライトアップ

世界最高を体験したなら
世界最速もということで

初日、飛行機の遅延のため乗り損ねた
上海浦東空港-市内間にを走るリニア・モーターカーにも乗った。

時速431キロ。
乗車時間8分。

最高、最速、と来たら世界最大のものも見ておかねば・・・。

人口。
中国には13億人が住んでいる。
一度には見ることができないので
人が多いところへ。

上海駅。
すごい人、人、人。
渋谷ハチ公前の交差点なんか目じゃないね。

中国人民共和国。
まさしく、人民の国である。



     プラタナス仏蘭西租界に秋の雨   基風