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住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2008年9月3日水曜日

義勇軍行進曲

北京オリンピックで中国が獲得した金メダル51個。
その度に流れた中国の国歌。
テンポのある、なかなかいい歌やないの…。
などと思っていた…。

上海から帰ってから 、
以前に買っていた
「日本の選択」(NHK取材班 角川文庫)というシリーズに
上海のことを取り上げた巻があるのを思い出した。           

タイトルは「魔都上海十万人の日本人」 。                   

昭和初期、上海は世界史の中心にあった。
英国を筆頭にアメリカ、フランスそして日本 。
植民地化の橋頭堡として
中国随一の貿易都市上海に
治外法権地域(=租界)を拡大していった。

実際に歩いた地域が
分厚い歴史の現場だったとは…。

(なーんも知らんかった!恥ずかしい…。)

さらに、この本により、
中国の国歌のタイトルは
「義勇軍行進曲」ということを知った。

歌詞は…。

起来,不要做奴隷的人們,把我們的血肉,築成我們新的長城。
中華民族到了最危険的時候,毎个人被迫著発出最後的咆哮,
起来,起来,起来,我們万衆一心,冒著敵人的炮火,前進,
冒著敵人的炮火,前進!前進!前進!進!

意味は…。

起て!奴隷となることを望まぬ人びとよ! 我らが血肉で築こう新たな長城を!
中華民族に最大の危機せまる、一人びとりが最後の雄叫びをあげる時だ。
起て!起て!起て!もろびと心を一つに、 敵の砲火をついて進め!
敵の砲火をついて進め! 進め!進め!進め!

この歌は抗日の戦いを呼び掛けた映画「風雲児女」の主題歌だった。
つまり、中国の国歌は日本との戦いのために作られた歌なのだ!

バレーやバトミントンで観客が日本選手に浴びせた
ブーイングの理由がよくわかるような気がした。


       
    旅終わる白粉花のお出迎へ   基風



              

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