自己紹介

自分の写真
住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2009年9月30日水曜日

水田絶妙

たしかに日本には化石資源は少ない。
しかし石油や石炭などの化石燃料は、
無限に使えるものではない。
掘り尽くし、使い尽くしてしまえばそれまでだ。

これに対して、水や緑は無限の恵みである。
知恵と工夫しだいでいくらでもリサイクル可能な、
循環系の天然資源なのである。

こうした風土的条件のもとにあって、
水田はまさに絶妙な農業システムと言える。

「農に還る時代―いま日本が選択すべき道」(小島慶:ダイヤモンド社)より


   わが心まだ冷めやらず籾を焼く

   秋冷や長き風呂となりにけり

   自らの初めの一歩秋高し

   ひつじ穂や一途な気持ち訥々と    基風
 





2009年9月28日月曜日

みずがめ座の時代

スピリチュアルな世界では
2001年からは「みずがめ座の時代」だそうだ。

その前の2000年間は「うお座の時代」だったとのこと。
この時代は論理的な考え方と競争に焦点が当てられ、
エゴ的な視点で何かを達成することが求められ、
競争や勝負、戦いに勝ち抜くことで、生きることの価値を
見出そうとしていた。

みずがめ座の時代は新しい価値観、「デュアリティ」が誕生。
それは、同時に二つの異なるものが存在し、
お互いが調和のとれた状態になること。

陰と陽。
女性と男性。
肉体と魂。
受けることと与えること。

このデュアリティという概念を理解すると
世界からは競争という概念そのものがなくなって、
競争者同志が融合へと向い、友人になり、
共に働き、ずべて
を共有するようになる。

「競争とは互いが一緒に向上すること」

みずがめ座の時代の新しいエネルギーにより
地球は今、大きく変化を遂げようとしている

(以上「レーネンさんのスピリチュアルなお話」より抜粋
:ナチュラルスピリット刊)

そういえば、昔、フィフスディメンションというグループが歌った
「Aquarious〜Let The Sunshine In/輝く星座」の歌詞に、
「The age of Aquarious. The age of Aquarious. 」
という部分があった。

みずがめ座の時代かぁ…。
いい響きではありませんか!
私、みずがめ座なんです。(笑)

だから雨男なの?
でも泳ぎは苦手で
船は苦手で・・・。

でも不思議なご縁で
クルーザーに乗らないかという御誘いがあり
思い切って行ってきました。(9/26)

画像を追加  







 秋の海我は陸の子見栄っぱり

 秋の海小心者の大男
 
 秋の海エンジン切れば風の声

    

2009年9月26日土曜日

師匠

師匠は年上とは限らない。
時代が変化しているのだから…。

ついに20代の師匠登場。

Y君。
まだあどけなさの残る顔立ちだが
自分のビジョンを持ち
確実に具現化している。

屋上農園化計画。
防水ペンキを塗る作業。

楽しい!

「長い付き合いになりそうですね…。」
と言ってくれた。

いつか、今日の日のことを
だれかに自慢することを想像しながら
刷毛を動かした。


    秋入日反射眩しきビルの窓

    屋上に緑のペンキ秋入日

    若者の笑顔の二つ秋入日

    
     
   

2009年9月23日水曜日

彼岸花


連休は湘南、箱根方面へ

渋滞と人混みの中
名所旧跡を駆け足で巡る

20世紀型の観光旅行から
早く脱却したいものです。

帰路の新幹線の車窓
刈り入れの済んだ田んぼ
まだこれからの田んぼ
混在する中に

血痕のような赤い部分

彼岸花である。

日本の秋だね。


   彼岸花馬の嘶き関ヶ原

   米原は里の空気や彼岸花

   岐阜羽島過ぎて目が醒め彼岸花

   彼岸花東寺は京の証拠なり   基風

   

2009年9月19日土曜日

パラダイム・シフト

これからの働き方はどうかわるのか
―すべての人が「社会起業家」となる時代―
田坂広志著より

では、いま、なぜ、我々一人ひとりに、
「社会起業家」としての働き方が求められるのか。

「指導者」の時代が終わったからです。

一つの国の変革を、一つの社会の変革を、
一握りの指導者たちが行う時代は、
終わったからです。

この国の変革は、誰よりも、我々一人ひとりの力によって
成し遂げられていかなければならない。

そして、

この国の変革は、何よりも、
我々一人ひとりの変革を通じて
成し遂げていかねばならない。

もしそれができるなら、

そのとき、我々は、
この「日本」という国の
本当の主人公になれる。
===========引用おわり

鳩山さんもそのうちの一人だということである。

長妻さんもいい感じです。

でも、彼らだけではあかんということやね。



   秋燈や己の脳をフル回転

   秋ともし向学心の久しぶり

   秋ともし南こうせつかぐや姫

   ただ今と娘の帰る秋ともし   基風



      

2009年9月16日水曜日

iphone


ついにiphoneに機種変更。
auからソフトバンクへ…。
ナンバーポータビリティで番号はそのまま。

ヨドバシカメラの販売嬢曰く、
「これは携帯ではありません。パソコンだと思ってください。」
「説明書はついていませんからね。インターネットで検索してくださいね。」

うーん、果たして使いこなせるのか?
まあ、ボケ防止には役に立つかな?

結局、書店で攻略本を買う。

とりあえず、「懐かしのフォーク大全集」と「日野てる子のハワイアン」をインストール。
スピーカー付きなのでイヤホンなしでも音が聞こえる。

自転車乗りながら音を出す。
なかなかいいんでないのぉ。

ここまで小さくなると
ネットワークが優先されるのではなく
人と人の出会いが優先され
ネットワークがそれを補完するという形がとれるようになる。

人間が優先される時代
来てます。来てます。


    北壁の取り壊されて秋の空     基風

    

    

2009年9月14日月曜日

京都味わい物語


朝から雨
京都は雨がいい。
杉本家。

京都味わい物語http://www.kyotoajiwai.net/のイベント。
「新米とおばんざい」

新米はなんと綾部上林の産。
しかも、若杉友子さんの娘さん

典加さんが産地代表でパネラー出演。

ロケーションといい料理の質といい

いい感じでした。

生産者と消費者がお互いに知り合う

柵(しがらみ)を取り払う。


「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」

水源の里条例の中の

四方八洲男市長のことばを思い出した。



   

     秋の雨綾小路を黒く染め


     秋の雨菜っ葉の炊いたんおばんざい    基風



2009年9月12日土曜日

プチ・セミナー


協創LLP、定例研究会にて
プチセミナー。
(持ち時間30分)

人前で、プレゼンするなんて
もうないと思っていましたが…。

「半農半X」について
皆さん熱心に聴いていただきました。

いやー、ここは凄いですよ。
僕が求めていた雰囲気です。

自律した個人が
「協」力して「創」る…。

ピラミッドやなくてドカンなのです。

21世紀はこうでなくっちゃいけないのです。

強いバスケットボールのチームのように
個人個人がそれぞれの能力とスキルを縦横に生かして
感性によるひらめきでプレーを展開する…。

流れるような連続パスから
だんぁぁぁぁぁぁぁああああああんく!

So Good!
てな感じ。
    
     

     秋の夜話の尻について行く

     秋の夜巻きのサインに頷いて

     秋の夜気のつかぬまま人の価値
     
     秋の夜じっくり聞いてあげませう       基風
     
   

2009年9月11日金曜日

半農半X的出会い


「何でここに来たん?」

「塩見さんの半農半Xの本を読んで…」

「ほー、そうかいな」

I君。「日本海時代の祭典」で遭遇。

いっぺんで仲良くなってしまった。

「綾部も大好きなんです。」

「ほー、そうかいな。そうかいな。」

話は弾む。

「お若けえの、気に入った、寿司食いねえ…。」てな感じ。

いてはるんですねえ。

半農半Xという言葉に魅了された人が…。

来年、一緒に田んぼやってるだろうね。彼とは…。


       稲刈りや新展開のドラマかな

       稲刈りやみんな笑顔で帰ってく

       稲刈りや新顔もいて和気藹々   

       稲刈りや彼女の前で張り切って     基風


       


        

竹取りの翁


刈り取った稲を干すための稲木
そのための竹を切る。

初めて…。

コンバインで稲を刈ってしまう
近代の農業では
稲穂の部分と茎の部分を分けて刈り取り
粒の状態で収穫し
機械乾燥する。

茎は切り刻まれて
田んぼに撒き散らされる。

したがって稲木は立てない
竹も使わない。

だから、竹はどんどん繁殖し
ジャングル化する。

竹を切ってみる。

空洞なので簡単、
と思いきや…。

10m以上伸びた
太い竹の重量で
のこぎりが挟まって
動かなくなる。

ようやく切っても
周囲の竹が邪魔をして
うまく倒れない。

倒れる時には
気をつけないと
竹特有の弾力で
顔や体に当たることがあるそうな…。

倒して、稲木の間隔に見合った
長さに分断する。
重いし、足場は斜面、表面はツルツル

うーん。何事も奥が深いっす。

3本切るのが精一杯。
汗びっしょり…。

竹取りの翁って
重労働だったんだ…。


     
         竹伐るやいずこにおはすかぐや姫
      
         竹伐るや大蛇の話聞きながら     基風
     
*竹伐る(きる)=秋の季語


              

収穫


稲刈り無事終了!
手伝いはM君とTさん。

二人のがんばりで
予想より早く済みました。

有難うございました!

二人は日帰り。

私は里山ねっとに泊まって
明日から始まる
「日本海時代の祭典」に参加する。

泊まり客は私一人…。
スタッフも帰ってしまう。

福知山地方に大雨注意報…。

稲光が元小学校の廊下に光る。
怖いと思わないように…。

普段、いかに明るいところで
夜を過ごしているのかを痛感する。

暗い夜。
それが当たり前なんや。

     学校の長き廊下を稲光り

     怖くない怖いわけない稲光り

     稲光り男は少し成長し

     稲光り人は直立歩行せり     基風



 
      

2009年9月7日月曜日

帰りたくない


無事稲刈り終了。

日本海時代の祭典にも参加できたし…。

いい出会いがたくさんあった。


2泊3日も滞在すると

体が田舎に慣れてくる。


小学生の夏休み。

母の実家へ帰っていた。


綾部からバスで小一時間。

茅葺の屋根。

土間の玄関。

竈があって、五右衛門風呂。


裏には川があって

いとこたちと魚を追いかけた。


一週間、田舎の生活に馴染んだ頃

東京へ帰らなければならなかった。


「帰りたくない…」

いつもそう思った。


田んぼを抜けてくる爽やかな風。

全身を浮き上がらせるような

気持ちのいい風。


自転車で坂道を下りながら

あの時の気持ちを思い出していた。




      かなかなに引きとめられて停留所   基風


      


2009年9月3日木曜日

里へ

予定が早まって
明日、9/3稲刈りに行くことに…
塩見さんが待っててくれる…。↓
http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/diary/200909010000/

これで4回目…。
つくづく稲は凄い植物だと思う。

この国の歴史を支えてきた植物。

その舞台としての田んぼ。水田。
先達の知恵の塊。

このシステムを守り、継続させること
これが、日本をいや世界を救うことにつながる。

里山ねっと・あやべに泊まって
9/4、5、同所で開催される
「日本海時代の祭典」に参加。

先端は都市から田舎へ移行している。

おもしろいですぞ、きっと…。



     秋暑し大都会から脱出せよ    基風