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住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2008年9月22日月曜日

謡(うたい)


まーいろんなことに遭遇するというか
あえて向かっていくというか…。

今日は「謡」をやらせてもらった。
合気道のM先生がプロデュースされている。
「謡サロン」に参加。

指南役は武田宗典さん
観世流のホープ。

大阪天満宮の近くの朝陽会館。
能舞台のある稽古場。
こんなことがなければ
じぇーったいに足を踏み入れることのない空間。

武田宗典さんによる能の演目の解説と、本物の歌声。
そして、自分でも実際に声を出させてくれる。

本日の演目は「邯鄲(かんたん)」
中国の物語。

ある若者が主人公。
人生の悟りを求めて旅をする。

邯鄲という里の宿に泊まる。
到着が早かったので夕食ができるまでの時間、転寝をする。

その時、その宿に伝わる不思議な枕を使う。
これで寝ると悟りが開けるという。

ほどなくある人物が現れ、その人に起こされる。
その人は楚という国の勅使で
若者が王位を継ぐことになったという。

王宮に赴き、即位し、王座に着く。
家来を引き連れ、飲めや歌えの舞い踊り。
やがて、即位50年が告げられ
千年の寿命を保つ妙薬が捧げられる。

即位50年を祝い
自ら皇帝の舞を舞う。

その時宿の女主人の
粟飯が炊けたとの声。

かくてその青年は
現世の全ては夢の浮世と悟り
枕に感謝して故郷に帰っていく…。

というストーリー。

他の参加者と共に実際に声を出して見る。
不思議なリズムと抑揚
日本人としてのDNAが呼び起こされる。



     目覚むれば邯鄲の歌旅の宿    基風
    
邯鄲=体長12~15mm。淡黄緑色。触覚が長く体長の約3倍。「ルルルル」と美声で鳴く。
                 

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