自己紹介

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住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2008年7月25日金曜日

富士山

昨年3月まで働いていたD社には
年中行事として
その年の新入社員を富士山に登らせるイベントがある。

それが丁度この週である。
私の新入社員の時は
雨天中止となって
麓の浅間(せんげん)神社で解散となった。

みんなしんどいことをせんでよかったと喜んだ。

しかし、晩年になって人事部門に異動になった時
この行事をサポートする救護班という役回りが回ってきた。

先発して登り、7合目以上の山小屋に待機して、
200人近い本隊を先着順に山小屋に泊まらせ
仮眠させ、夜中に起こし、ご来光に向けて頂上を目指させる。
その間、体調の悪い人の世話、誘導、飲料水の手配などを行う仕事である。

結局、救護班を7年連続で担当した。
登るのは本当にしんどかったが
富士山はとてもいい教訓を私に教えてくれた。

晴れた夜空の星や月、雲、風が
宇宙の中で生きていることを実感させてくれた。
取るに足らないちっぽけな存在。
でも、生きている存在。
そして仲間としての他者の存在。

富士山は毎年霊的な気持ちを喚起させてくれた。
まさに霊峰である。

今頃は、ご来光を拝んで下山が始まっている頃だ。



      夏暁や登りて下る霊の峰    基風



           

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