視点をどこに置くのか重要ですね。
合気道では相手の目を見るのではなく、
鼻の辺りを中心に全体を見渡すと教えてもらいました。
そうすることにより相手も背景も視野に入ってきます。
相手の気配全体を感じる距離を保ち、
相手が打ちかかろうとする「いま!」の「い」のタイミングで自ら動く。
「ま」では遅いのです。「いま!」の「い」です。
それが「入り身」です。
この「入り身」は生活のすべての場面で応用することができます。
家の雑用って面倒くさいものですが、この「入り身」を使うと、すっと体が動くようになります。
いやいややると、一瞬後手を踏むことになり結局、文句や愚痴を言ってしまいます。
事前に何が起こるのか予想して素早く動く。
(なかなかできないですが…。)
合気道で実際に「入り身」のタイミングを体感すると、
朝起きるときから夜寝るまで常に自分のペースでことを運ぶことができます。
決して自分勝手に動くということではなく、相手の気持ちをくみ取りながら動くので
相手も嬉しい、自分も嬉しい関係を形成することができるようになります。
ほんと、合気道は投げられて楽しいのです。
観音様の正式名称は「観自在菩薩」
観自在の意味は「自在に見る」ということでしょうか?
前後左右、斜め、内に外に柔軟な視点を持つことができれば、
それはそれは楽しいでしょうね!
背後から忍び寄るもの夏の果 基風
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