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住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2008年8月11日月曜日

夜回り先生

水谷 修先生。
講演会。

以前から注目していた方。本物。
やはり、現場で叩き上げてきた人の話は凄い。

友人の教師がそれまで勤務していた定時制の高校に疲れ
辞めるという話が発端で
横浜市内の進学校から夜間高校へ志願。

そこは「暴力団養成所」と呼ばれていた
生徒数800人。

昼の世界から夜の世界へ。
そこで出会った生徒たち。

私語は当たり前、喧嘩、廊下をバイクで…
授業は全く成り立たない。
個人的な関係を築くために
命がけで、体を張って夜の街へ。

そこには常識をはるかに超えた戦線があった。
闇の世界の勢力との戦い。

売春・覚せい剤の財源として
若者を引きずり込もうとする暴力団

水谷先生が夜の街に入ると
暴力団は数千万の損失になるという…。

バブル崩壊後の日本のひずみが
父親を襲い、母親を家庭から引きずり出し
一家団欒を奪ってしまった。

子供は好き好んで夜の街に繰り出すのではない
淋しくて、誰かに受け入れてもらいたくて出かける

あなたがくつろげる場所は?という調査
他の国は
一位家庭、二位学校であるが
日本は違う。

戦いの果てに
死んでいった若者は
戦争の時代だけではない。

自分の命は自分のものではなく
心ならずも道半ばで去っていった人から託されたもの。

一日50回の褒め言葉。
美しい、やさしい言葉を使う。
それだけで、一日が変わる。
周囲を変えることができる。

まず自分から始める。



     夜の蝉生きていたいと鳴きにけり     基風


      

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