自己紹介

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住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2009年7月19日日曜日

蝉が鳴き出した。

思い出す句

   初蝉や父終章を生きて居り   基風

いつ作ったのだろうか?
信濃俳句通信を紐解く…。

2004年7月作だったんだ。
2年後の2006年9月23日に父は逝く。

2003年1月22日に梗塞で倒れて
右上半身の不随と失語症。

人生が物語ならそれからの3年半は父の最終章だった。
活動的なそれまでの展開とは全く違う章となった。

母は自宅介護の道を選択した。
介護サービスを組み合わせて
何とか頑張っていた。

2006年の夏は特に暑かった。
何度か体調を崩しかけたが
その夏は乗り切った。

そして秋の彼岸の中日に逝った。

もう少し長引けは母ももたなかっただろう。

絶妙のタイミングだった。


     初蝉や何万回も鳴くつもり

     初蝉や思い出すこと父のこと

     蝉の身になれば五月蠅いとは言えず

     初蝉や生きるいのちの元ぢから       基風


それにしても、父は今頃どこで何をしているんだろ…。
じっとしていないことは確かだが…


     

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