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住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。

2009年7月22日水曜日

ほっかむり


田んぼ行ってきました。
稲さんたちすっかり大きくなって
出穂している稲さんもいました。

いよいよ一番しんどいところです。
素手でコナギ、マツバイ連合軍に立ち向かいます。

ぱっと見は思ったより生えていなくて安心しました。
しかし近づいてみるとコナギさんの小さな双葉が一杯…。

中腰で田んぼに這いつくばって作業開始。
天候は曇り。

この秋は雨か風かは知らねどもきょうのつとめの田草取るなり(二宮尊徳)

そう、つとめなのです。
秋の収穫のためにコナギさんやマツバイさんには悪いけど
抜かしてもらいます。
約1000株のイネさん。
一株、二株、三株…。
根本に手を入れて…
おっと、膝上まで伸びたイネさんの葉先が頬を刺します。

どうすればいいのか?
そう、「ほっかむり」です。
田舎のおじさんたちがほっかむりをする理由がわかったのです。

これで大丈夫。
「見る田んぼ」と「する田んぼ」
体感の面積が全く違います。

一往復するのに4,50分かかります。
イネさんの周囲に生えたコナギやマツバイを取り除きます。
ちょうど一株一株肩を揉んでいくような感じです。

雑草も生きるのに必死です。
自身の生命線である土を離しませんので
イネさんの根っこは硬くなっています。

そこに手を入れて揉むようにすると
「ああー、楽になった!」というイネさんの声が聞こえてきます。

おかげで、こっちの手は握力がだんだん無くなり
爪の先に泥が入り痛くなります。
(でも、泥のおかげで掌はつやつやしてきます。
泥パックの効能がわかります。)

要するに、やってみてわかることが一杯あります。
田んぼに感謝、イネさんに感謝です。

コナギさん、マツバイさん、ごめんなさい。


     田草取り腰の痛さと引き換へに

     田草取り腰を伸ばせば天の風

     田草取り我もいのちの一員に

     田草取りありがとさんとごめんなさい   基風

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