ゴルフが好きだった親父。
狭い庭に芝生を植えた。
親父は死んだが、
芝生は生きている。
夏の雨と日光で芝生は伸びる。
雑草も伸びる。
剪定ばさみで刈ってやる。
こういう作業は好きである。
複雑なことは何も考えなくていいから。
根が単純だからね。
作業は単純だか
頭にはいろんな思いが生じてくる。
ふと、これは親父の散髪だなと思った。
刈った草が
ゴミ袋いっぱいになった。
庭の風が涼しくなったような気がした。
散髪を終えて父さん涼しげに
目の前の草を刈るただ一心に
良心も邪心も共に草を刈る
草を刈るどうせこの世はそんなとこ 基風
0 件のコメント:
コメントを投稿