自己紹介

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住民代理店BOB(Break Occupied Barier)代表。自転車で俳諧するおっさん。ミッションは誰かさんを輝かすこと。
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2010年9月6日月曜日

つくつく法師

NHK俳句

今回の兼題は「法師蝉」

秀句多し

法師蝉ふらりと息子帰りけり

文待つ日つくつくぼうし鳴くばかり

鳴き終わはるかに思はせて法師蝉 イイネ!

単線の六分停車法師蝉 イイネ!

看取りにも果てはありけり法師蝉

法師蝉遠き約束そのままに

二人だけの法要終へてつくつくし

法師蝉明日無き如く鳴きにけり

雨音の小さくなるや法師蝉

八十年生きて短し法師蝉 イイネ!

宿題のありし日恋し法師蝉

結願の寺へ急かする法師蝉

以上入選句

以下基風作

山の宿予約電話に法師蝉

青春の日々は戻らず法師蝉

文燃やす煙は昇る法師蝉

故郷や迎へは誰も法師蝉

鉄橋の谷に響けり法師蝉


2010年3月1日月曜日

春の雨

バンクーバーオリンピック終了。
チームパシュート。
pursuit=追跡

惜しかった!
計測技術が良くなったので順位が出るが
ストップウオッチで測っていたら同着やがな。

ええやんか、もう。

「より速く、より高く、より強く」
東京オリンピックのスローガン
(まだ覚えているがな・・・。)

メダルが何個とか
勝ったとか。負けたとか・・・

そろそろ止めにしたらどう?


    春の雨勝者にもまた敗者にも

    春の雨辞めた会社の傍通る

    春の雨覚えてますか僕のこと

    春の雨電光掲示滲ませて

    春の雨追い越して行く人ばかり

    春の雨追いつかれ追い越され

    春の雨追い越されても気にしない

    若者に託してみれば春の雨

    春の雨今日はよく鳴る着信音

    本日は散髪日和春の雨

    春の雨ゆっくりゆっくり帰途に就く

    うどん屋のおばちゃん毎度春の雨

    夜更かしもこれくらいにて春の雨
   
   

2009年6月8日月曜日

信頼

NHK俳句。

選者の西村和子さん曰く
「読者の感受性を信頼する」

ゲストの金子兜太さん曰く
「五七五という形式を信頼する」

全部を表現しようとせずに
己が感性で、言の葉を選び
五七五という韻律に乗せる

ってことでしょうか?

言うは易く…。


       扇風機出番は間近首鳴らす

       計画の白紙撤回梅雨に入る     基風
      


       

2009年3月1日日曜日

神崎川一人吟行

むかしは、真黒な水が流れていた。
悪臭が漂い、メタンガスが発生していた。

今はユリカモメが舞い飛ぶ
清流とは言えないが
まあまあの水の色

阪急「神崎川」一度か二度しか降りたことなかった
ホームヘルパー2級の実習先の特別養護老人ホームの下見で
周辺を散策。

へー。この辺は豊中市なんだ。
神崎川の河川敷に出てみる。

春の様相。
犬の散歩や、ランニングの人
気持ちのいい風が吹く。

よし、「春風」で句を作ろう。

さっき、阪急に乗っていたら
ななめ前の2人連れの女性のうちの一人が
目に涙を浮かべて泣き出した。

とてもきれいな人だったので
見てはいけないと思いながらも
気になってその方を見てしまった。
そこで一句。
   
      春風や涙こぼるる人も居て

そのあと

      春風や道を尋ねる人も居て
      春風やベンチに座る人も居て
      春風や部屋に籠る人も居て
      春風や鳩追いかける人も居て
      春風や二人で歩く人も居て
      春風や一人で歩く人も居て
      春風や大衆酒場に人の居て
      春風や疲れて眠る人も居て
      春風や行方不明の人も居て
      春風や餃子を包む人も居て
      春風や私を待ってる人も居て
      春風やゲラゲラ笑う人も居て
      春風や噂をされる人も居て

こんなにできました。(笑)    基風


   

2009年2月16日月曜日

熱血俳人

Kさんとエスキーナで夕食。
昨年大阪に戻ってこられた

その昔互いに若かりしころ
一緒に仕事をした。
新進のシナリオライターだった。

業界の波を乗り越えて
鋭さはそのままだけど
いい感じのミドルエイジになって
再び私の前に現れた。

彼もその間に俳句を始めた
でも、私のような「ナンチャッテ俳人」ではない。

某結社の同人副会長であり
俳句雑誌うやネットで評論までしてしまう
「熱血俳人」となって私の前に現れた。

句会では50句出しで…
一日10句作る…

桁が一桁違うのである。

起きてから寝るまで
自分の生活で遭遇するあらゆる対象を
良く観察することが肝要と教えてくれた。

なるほど、10句ならそうしないとできません。


     寒戻る男二人の歓迎会
     
     油断した心の隙間寒戻る

     二号線歩道の広く寒戻る

     隣席は埋まらぬままに寒戻る            

四句で勘弁して下さい。基風

2008年10月15日水曜日

俳句入門②

俳句は写真と同じといわれる。
ある風景、動作の一瞬の輝きを五七五、十七文字で表現する。
切り取るのである。
能や生け花やなど日本固有の芸術に共通する
表現の簡素化である。

俳句は日記でもある。
その日の出来事を俳句にして残しておくと
後でそのほかのことも思い出す。
コンピュータでいうと
ファイルの見出しのようなものである。
何も残さないと何も思い出さない。

俳句は頭の体操でもある。
五感で感じ取った外的な刺激を
脳の中で言葉にしようと
あれやこれや考える。
衰え行く脳が不承不承ながらも動き出す。

俳句の一番いいことは
お金がかからないこと
ペンと紙があれば(なくても)
いつでもどこでもできる。
電車や病院の待ち時間が苦にならなくなる。

私はセンスがなくてという人も
歳時記を買って(一番高い買い物である)
とにかく一句つくってみればいい。
いきなり名句ができたりする。
句会でもベテランが高得点をもらうとは限らない。
初心者が無心で詠んだ句が
ホームラン!ということもある。

人がどう思うかは気にせず
自分がどう思ったのかを勝手に表現すればいいのであります。


        
      一本の電話に元気秋の雨    基風 


  *昨日は朝から雨で、いささか暗い気持ちでいたが、
   Hさんから「どないしてんねん!ちゃあでもいけへんか!」
   と電話があり、元気をいただいた。
   一昨日「そういえば、Hさん、どないしてはるのかな?」と
   思った矢先である。不思議だね。

   と、こういう風に日記になるでしょ?いいのです独りよがりで。
   しろ―とですからね。
   失うものなどないのです。結果気にせず、
   思い切ってバット振りだせばいいのです。
   がんばれ阪神!

     

2008年10月14日火曜日

俳句入門①

俳句には季語がある。
季語は日本の四季折々の気候、動植物、生活習慣を一言で言い表す。

たとえば、昨日のような天気、空が澄んで遠くまで見渡せるような日ならば
「秋澄む」という季語がある。

歳時記をみると(電子辞書)
「秋気澄む」「澄む秋」「空澄む」という言い方も同意であることがわかる。

そこで、字数を見ると「秋気澄む」が五文字、その他が四文字である。
四文字グループには切れ字である「や」を使えば
「秋澄むや」「澄む秋や」「空澄むや」と上五が出来上がる。

しかし「なになにや」という言い回しは使い古されているので
みだりに用いないほうがいい。
五文字の「秋気澄む」を上五に持ってくる。(成り行きでは下五においても良い)

季語は決まった。
そこで「秋気澄む」と口で唱えてみる。

そこでその時の、情景や心情を表す言葉、フレーズを考える
たとえば、犬の散歩で畦道を歩いているとすると
「秋気澄む犬とお散歩畦伝い」
という句が出来上がる。

しかしこれでは抒情があまり感じられないので、
もう少し観察してみる。

犬が何かに反応して
きりっと前を見たならば

そこで犬の見つめる対象物を下五に持ってくる
たとえば

「秋気澄む犬の視線に鴨の居り」
「秋気澄む犬の視線に群れ雀」
「秋気澄む犬の視線に鷺の飛ぶ」

ここで気をつけないといけないのが
「季重なり」と呼ばれる
一つの句に季語が二つ以上入ること。

「鴨」は冬の季語
同じ鴨でも「かるがも」は夏の季語。
雀や鷺は年中いるので季語にはなっていないが
「稲雀」(秋)、「寒雀」(冬)というのもある。

上記の三つとも対象が一つに絞られず散漫なので
迫ってくるものがない。
潔く諦める。

他の観点を探してみる。

するといつもより愛犬がきりりといい顔に見えたとしよう。

そこで、いい顔→いい男(犬がオスの場合)→美男という連想ゲーム。

そこで閃く!
「わが犬も少し美男に秋気澄む」

こうすると対象が犬に絞られる。

さらに「秋気」という言葉が固いので

「わが犬も少し美男に空の澄む」

と同じ意味の季語を置いてみる。
すると、語感が柔らかくなり、空間の広がりが大きくなる。

かくして、一句出来上がるのであります。
手順を覚えれば俳句は楽しいものであります。




          わが犬も少し美男に空の澄む    基風


     

2008年6月1日日曜日

老鶯

たんぼで田植えやら草取りをしていると…。

いろんな生き物に遭遇する。

陸からは青蛙、おたまじゃくし、おけら、タガメ、水蜘蛛、子負い虫、しまヘビ、あめんぼなどなど
空からはカラス、鷺、トビ、雲雀、鶯 、蝶々各種…。

沢山の命に囲まれている。

雲雀はピーチクパーチク。うるさいぐらい。

鶯は正調、ホーホケキョ。
「梅に鶯」でおなじみの春の鳥として有名だが
俳句では「老鶯(ろうおう)」といって夏の季語になっている。

雲雀と鶯のライブ競演。
贅沢なことです。



     老鶯や覚えられないニューソング    基風


    

2008年5月11日日曜日

若葉寒

寒い!
なんじゃーこりゃー。
この季節にこんな寒さって異常?
と思ったら…。

季語には「若葉寒」ってあるんだね。
春や秋に何か物悲しい気持ちになるのは
自分だけ?
と思ったら…。

「春愁」「秋愁」って季語がある。

つまり何も特別なことではなく
昔からそういうこともありうるんだということ…
少し安心できます。

季語は素晴らしいね。



      粗熱を奪い去りたる若葉寒    基風


     

2008年5月7日水曜日

新装開店

ようこそ! 新・基風’s無櫓句へ!

と来てみたものの…。

代わり映えせーへんなあー。

まあまあ、そー言わんと

気長にお付き合い、お頼もうします。



     青嵐櫓の無き舟の迷走す   基風